詩画(SHIIGA)について
詩画とは、絵に詩を添えたものではありません。
詩に絵を添えたものでもありません。
詩と絵が同じ場所に存在し、一つの物語となったとき、初めて詩画になります。
私の作品をご覧になった方から、「かわいい絵ですね」と言っていただくことがあります。
そう感じていただけることは、とても嬉しいことです。
けれど、私が創っているものは、絵だけではありません。
私の作品は 「詩画(SHIIGA)」 と呼ばれる表現です。
「詩画」という言葉は日本語ですが、一般的によく知られているものではありません。
それでも、私の作品を表すには、この言葉がいちばんふさわしいと感じています。

私の作品では、言葉と絵は、どちらかが主役になることなく、同じ重さを持ちながら、一つの物語を紡いでいます。
どちらか一方だけでは伝えきれない想いが、二つが重なり合うことで初めて、一つの作品として息づくのです。
私にとって、詩を書くことと絵を描くことは、切り離すことのできない、ひとつの創作です。
私は今も、決して上手に生きられる人間ではありません。
迷い、立ち止まり、ときには暗闇の中を歩きながら、それでも愛する人たちに支えられ、一歩ずつ前へ進んでいます。
だから私の詩画は、何かを教えるための物語でも、答えを示すための作品でもありません。

そのとき、その場所で出会った感情や記憶、光と影のすべてを、言葉と絵に託し、一枚の物語として残しています。
もし、その物語が、同じように自分の道を歩いている誰かの心に触れ、暗闇の中でも前へ進むための小さな灯火となることができたなら、それ以上に嬉しいことはありません。
私はこれからも、道が続く限り、詩画という形で物語を紡ぎ続けます。
同じ暗闇を歩く人たちへ、小さな灯火を置いていきたい。
それが、私が詩画を創り続ける理由です。
